年賀葉書だけでなく、グリーン再生紙も偽装されていたとは・・・ショックです。
再生紙を使用することは自然食品店として、当然のこと・・・と少し高くても使用していました。
でも、今回の出来事で知ったのですが、再生紙だからエコというわけでもないらしく、パルプを多く使うと残った繊維を再利用できるけれど、古紙を多く使うと石油の助けを借りないと再生できない・・・。え~っ!
何が本当で何がうそなのか?私自身も何にも考えずに、再生紙を選んでいたのですが、自分が使う再生紙がどのように作られているのかもちゃんと考えてみればよかったなぁ・・・といまさら反省しています。
今までは『再生紙でこんなにきれいなんだから、日本の技術ってすごいんだなー』なんて安易に考えていたのです。私のバカ!という気持ちです。
ほとんどの大手の製紙メーカーが偽装を発表していますが、今更謝ってもらっても今までの私たちの気持ちはどこへいくのでしょう。
いっそのこと、『再生紙ではここまでしかできません。印刷がにじんだりすることも生じます。それは仕方のないことなんです!』と毅然と言ってくれる企業はないのでしょうか?
それでも再生紙を選ぶ人は選びます。選ばない人は選ばない。それでは商売にならないのかなー。
うちの店でも『農薬を使わないで野菜を作ると、黒い大根やハダニのついた白菜などは仕方ないことなんです。』と説明させていただいても、分かっていただけないこともあります。お金を払って買っていただくのですから、お客様の気持ちも当然のことです。でも、こんなことを言うとしかられるかもしれませんが、どうしようもないこともあるんです。
それを解決するために、農薬や化学肥料に頼らざるを得ないとしたら、それは避けたいことです。
そういう野菜でもいいんだと当店を選んでくださるお客様に感謝です。(本当にありがとうございます。)
話がそれました。
今の世の中は、完璧が当たり前になっています。
CMでは企業のイメージを良くする内容のものを流します。世の中はすべてデータで管理されていて、企業は完璧な経営をしているイメージがあります。でも、最近の偽装問題で、企業のあらがどんどん出てきました。
実際はそんなに世の中は完璧ではないです。間違いも起きます。それは仕方のないことです。それを隠そうとするからこんなにゆがんだ世の中になってしまったのではないでしょうか。
これからも偽装発覚はどんどんでてくると思います。ここらでそろそろみんなで正直になればいいのにと思います。そうしたら大変なことになるでしょうが、うそのままでは怖いです。
金儲けが第一になっているので、すべてはむなしいことです。
お金をもうけて何が悪いのか?といわれそうですが、すべてがうそやごまかしのような今の日本社会に魅力を感じません。お金は後でついてくる・・・くらいでいいのではないでしょうか。
ブッシュ大統領なんて、はっきりと『京都議定書から脱退したのは、経済破綻が起きるからだ・・・』と宣言していますしね。世界を牛耳るアメリカの代表がお金儲けを第一に宣言しているのです。地球環境を後回しにしてまでも。
本当のものを作っている農家さんたちは、決して作物では儲かりません。でも地に足がついた仕事をしています。農家さんには程遠いですが、私も地に足をつけて生きていきたいです。
それから、昨年末に発売された地球の温暖化対策に寄付金つきのカーボンオフセット印刷の葉書が8割も売れ残ったそうで、もったいないことです。PRも足りないように思いましたが、これだけエコロジーに関心が高まっているのに、売れなかったそうです。地球環境を良くしようと試みた年賀葉書が大量に余って処分のためにまた大量のCO2を発生させる・・・。私の払った寄付金もパァなのですね。
エコロジーブームに先走るのでなく、意図を明確にして、もう少し地に足のついた活動を企業から発信して欲しいです。
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