黄色い葉
小松菜・ほうれん草などは本来は冬野菜なので、この時期は葉先が黄色っぽくなるときがあります。
決して古くて黄色くなっているわけではないのですが・・・。古いものを配達された?とビックリしてお電話を頂くこともあるので、毎年この時期はご迷惑をおかけします。
どうか野菜も夏の日差しで弱っているのだなぁ・・・と思っていただければ嬉しいです。
今日のように寒い日もあり、Tシャツでいいような暑い日もあり・・・人間も大変ですが、野菜もアップアップしています。
雨の多い今日この頃、なんだか関東地方も入梅しそうな雰囲気ですね。
明日は、安部先生の「食品の裏側」の講演会です。
参加したらまた内容をブログでお知らせします。
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コメント
本当は、安部先生の話がアップされてから書こうと思いましたが、明日の予定もわからない生活なので、いまのうちに。
本当に面白い講演でした。九州男児で、シャボン玉石鹸の前社長さんのような語り口?!森田社長は、本でしか読んだことがないのですが。
私は、実はよこいさんの商品を利用しながらずっと迷っていることがあったのです。それは、すごく親しくしている人から「自然食屋さんでのお買い物なんて、あなたの経済状態に合っていない、ぜいたくな行為だ。桐箱の果物をありがたがって買う自慢げな人と変わらない。お金のない人は、それなりの金額の商品で生活すべきだ。そんな買い物をしていたら、お金なんて貯まらない。優等生ぶっていて嫌みな感じ。」と否定されていて、えーそうなのかなあと長いこと悩んでいたのです。
私がよこいさんの商品に惹かれたのは、遠い昔の小学校での授業で先生から聞かされたことば、「消費というのは社会に対する発言、意思表示だ。買い物によって価値観を選択し、支持することで生き方や社会のあり方を育てることができる。」というものからです。小さな一市民が社会にものを言える?!ということが驚きであり、でもそういう身近な小さな行為から全体が成り立っているという気もし。いま少数派になっている、正直に野菜を作り、食品を誠実に売るということが割高になるのがおかしい、本当に欲しいものを手に入れたいという気持ちは、果たして贅沢で嫌みなことなのだろうか。確かに、エンゲル係数は上がるのですが。
でも、だんだん子どもを生み、自分も年を重ねていくにしたがって、自分の気持ちにうそをついたり、妥協をして質の低い物で生活を済ませていったりすることに、無理を感じ始めています。そして、今日安部先生のお話をきいていて、結局病気になったり環境を破壊したりして困るのは、自分やそのこどもなのではないか、安価で見た目のいい、便利な物を求めたら、その責任は自分でとる、病気になってもあきらめるしかない、ということがわかりました。貧乏でも明るく元気に笑っている年配者や家族になるのがいいか、お金を貯めていい家に住む病人になるのがいいか、選べばいいのかなと。
今日の講演は、友達の結婚式に午前中行ってからで、時間の余裕があるかわからず、前売り券にしなかったのですが、画家いわさきちひろが夫を選ぶときに「お金持ちにならなそうな人を結婚相手に選んだ」という話と、それを真似して夫を選んだ自分を、午後の講演で思い出す一日になりました。いま私が関心をもつ福祉の世界も、傍目には優等生ぶって嫌みだと言われるけど、効率では片付けられないことが多く、いろんな表情や状況があるのが当たり前と思わなければできない。そういう意味で、福祉と有機農業は似ているところがあると思うし、農家さんやお店の方を尊敬しています。
長すぎて申し訳ないのですが、よこいさんに質問があります。
お店で取り扱う商品(特に加工食品や生活用品)のチョイスにどんなルールがありますか?また、野菜のF1品種?でしたっけ、種に人の手がどう入るかといった問題へのお考えはいかがでしょうか。
お忙しい中、もしお返事がいただけるとしても全く急ぎませんので。
投稿: ふわから | 2008年6月 1日 (日) 22時20分
ふわから様
メッセージありがとうございます!
簡単にお返事ができず、すっかり遅くなり申し訳ございません。
主人もいずれ答えを書くと申しておりますので、今日は私だけのお返事になります。
今回の講演では、私もずいぶん考えを改めることが多かったです。
自分たちが販売しているインスタントラーメンに含まれる油分のことまでは、これまで考えたことがありませんでした。一般の商品に比べると、国内産小麦を使い、自然塩を使用していて、化学調味料が入っていないからいいだろう・・・くらいの認識でした。
反省です。
ノンフライラーメンと比べると油分の量は歴然としています。人気のある商品だけに、これからはそういうことも説明して販売していかなくては・・・と思います。
たんぱく加水分解質に対しては、私も疑問を持っていたので、先生の言葉はいたいところをつかれた!と思いました。
最近はメーカーさんもかなりあいまいな部分をなくし、スーパーなどで販売している商品とのきちんとした線引きができる商品に移行しています。
たんぱく加水分解質についてはほとんど使われなくなりました。
(ただし、酵母エキスはまだ多くに使われています。)
私が食品の多くを仕入ています。
私の独断で決めることが多いのですが、信頼するメーカーさんのものを優先しています。
また、当店はあまり有機JAS表示を信頼していません。
このことは長くなるのでいずれお話させていただきます。
中には「どうして自然食品店で扱う商品なのかな?」と思うものもあります。たとえば、消費者の方からの人気の商品で、丸島さんのかつおだしのもとがあります。これには’アミノ酸等’という表示があり、できれば販売したくないのですが、とっても人気のある商品なので販売しています。
阿部先生の講演をきいてからは、説明してそれでもいいです。といってくださる方に販売するようにしました。
また千鳥酢も人気がありますが、使用している米は慣行農法のものですし、醸造方法も機械で短時間に作った酢です。一般の酢に比べると使用する米の量が多いので、コクがあると人気があります。店頭でそのことを説明して販売しています。
このように、多少の疑問を持ちながらも売れるから・・・という理由で販売している商品もあるため、あんまりえらそうなことはいえない横井でもあります。
しかし、販売する上でメーカーさんに原料の不審な点はすべて質問するようにしています。きちんと答えてくださるメーカーさんの商品を選んでいます。
中には自社製品の原料がどこで作られているかもわからないメーカーもあり、そういうメーカーには気をつけています。
サプリメントについては、販売する商品はすべて私と主人が試して効果を見て、販売しています。原料にやむをえず化学的なビタミンなどが含まれるものもある場合はそのことを説明して販売しています。
ふわから様の知人の方のお考えは理解しがたい部分もありますが、そういう考えを持った方もいるのだということは私も肝に銘じています。
自然食品は高いように思われがちですが、意外と食費はかかっていないのです。食べ物を根も葉も食べるし、調味料も大切に使います。そして結構何でも手造りするので外食も少ない・・・。ゴミも少ない・・・。簡単な調理で美味しいので、ガス代や電気代も少ない・・・
決して贅沢な暮らしではないのですよね。
そういう方にこそ阿部先生の話を聞いてもらいたいですが、そういう方は来ないのでしょうね。
どんな意見にも反対の意見がありますので、その方を非難するつもりはありませんが、決して私たちが販売しているのは桐の箱にはいったぜいたく品ではなく、本来の姿の食べ物だと思っています。当店の食品が高いのではなく、世の中の食べ物が安すぎるのだと思っています。
その安さがどこからくるのか・・・阿部先生にも答えを頂きました。
食が命を作るにもかかわらず、食に重きを置いて生活している方が少ない。(当店に来て「高いわ~」とおっしゃるお客様の手には数十万もするブランドのハンドバッグが・・・ということは良くあります。)
ふわから様のお子様たちのすこやかでかわいい笑顔に答えはでているのではないかなぁと思います。(生意気なことを申して本当にすみません。)とってもステキなご家族だと思います。
まとまりの無い文になり申し訳ございません。答えになっているかもわかりませんが、いつかゆっくりお話できるといいな・・・と思います。
投稿: よこいひろみ | 2008年6月10日 (火) 17時54分