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2009年6月 3日 (水)

6月になりました。

気が付くと、もう6月でした。

もうすぐ田植えの季節です。

次回の風のたよりで、米米倶楽部の会員募集をします。

米米倶楽部は、当店オリジナルの米チケットです。

田植えの時期に予約していただき、新米が出たらチケットを購入していただきます。

当店の小売価格より、約15%お得になっています。

30kg一口で、5kg×6枚つづりのチケットです。

不況で農家を目指す若者が多くなった・・・などとマスコミは騒いでいますが、実際は米農家は儲からず、後を継ぐ人がなかなかいません。

こんなことを言うと寂しくなりますが、当店で一番人気の、宮崎の朝広さんのつくるヒノヒカリは、朝広さんを継ぐ人がいないので、朝広さんの代で終わってしまいます。

米作りはお金にならず、子供に継がせることができないのです。

政府の減反政策は、多くの米農家を苦しめています。

昨夜のニュースステーションと、今朝のテレ朝のワイドショーで言っていましたが、現在日本中の減反などで、田んぼを休ませている面積をあわせると、埼玉県と同じ広さになるそうです。

米の消費量がへっているから、たくさん作ると米の価格が暴落してしまいます。

米の価格を調節するために、政府は農家に補助金を払う代わりに減反させます。

大豆などを作るために補助金を出すそうですが、大豆は乾燥地で作る作物なので、水田のそばでは大豆はうまく育たないため、農家さんは大豆作りも進めることができません。

これだけ、国内産大豆の需要があるのに・・・。

一度枯れ果てて、荒れてしまった田んぼは、もう一度田んぼにするためにはものすごい労力とお金がかかるそうです。

日本では米の消費量は減っていますが、世界では日本の米は美味しい!安全!と人気が有るそうです。

本当は需要もある、土地も有る、でも米は作れない・・・

不思議なことです。

農林水産大臣の石破氏は、最近の大臣にしては珍しくこの辺の矛盾点を取り上げて、何とかしたいとテレビなどで訴えていますが、どうして、日本の政治家は良い事をスローガンに揚げていても実行してくれる人が少ないのでしょう。日本の自給率があがるよう、なんとかして欲しいと思います。

まずは、何より、米農家さんが米を作ってちゃんと利益が生まれるようになるといいですね。

これも日本が目指すフェアトレードではないかと思います。

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