ネパリ・バザーロさん
昨日(9/27日曜)は、本郷台にあるネパリ・バザーロさんのところへ、フェアトレードのセミナーに行ってきました。
内容は『フェアトレードコーヒーから始まる自立への挑戦~シリンゲ村物語』でした。
15年にもわたるネパリさんの活動をお話していただきました。
最初はネパールの子供たちに教育を受けさる活動から始まったそうです。ところが、現実は、子供たちが学校へ行けても、その親たちに仕事もなく、収入もない、生活の基盤が大切だ・・・ということから、ネパールの方々に仕事が必要だということになったそうです。
最初はクラフト小物から始まり、ネパールのコーヒー農家さんとのつながりから、コーヒーの取り扱いが始まりました。
なんと、ネパール政府がはじめて認証した輸出コーヒーがネパリ・バザーロさんのコーヒーだそうです。
最初は600kgだった輸入量も今では15トンにまで増え、しかも、韓国のフェアトレード団体(ビューティフルストア)が驚異的な市場の伸びを見せているそうで、今まで扱っていたグルミ村とアルガカンチ村のコーヒーは韓国に譲ることになったそうです。
それで、今後は日本の販売するコーヒーはシリンゲ村のものを扱うことになるとのことで、シリンゲ村の様子と、コーヒーを栽培する様子などを見せていただきました。
映像で、ネパールのコーヒー農家さんを訪れる様子を見せていただきましたが、ヒマラヤ山脈の山々は標高が高い。途中まで走る車も、少しタイヤがそれたら踏み外してしまいそうに細く、しかも岩ばかりのがたがた道。
途中までしか車が入れませんので、あとは何時間もかけて村まで歩くのです。
それも岩だらけのごつごつした山です。
コーヒーの豆も、赤い実を選んで手で摘み、簡素な手作りの機械で皮をむきます。
真っ赤な皮の中から、真っ白な生豆が見えてきます。
シリンゲ村のコーヒーも楽しみです。(試飲しましたが、とっても美味しいコーヒーでした。ヒマラヤンワールド同様、苦味・酸味が強くなく、香りのいいスッキリした味のコーヒーです。)
そして村の人たちの笑顔のステキなことといったら・・・!
ネパリさんのコーヒーの買い付け価格は、世界で一番高い買取価格・・・と驚かれているそうです。
ネパリさんの活動に、感動するとともに、お客様にももっと詳しくお伝えしたいと思いました。
こんなに貴重なコーヒーを私は販売しているんだ・・・と胸が熱くなりました。
とてもブログでお伝えしきれないたくさんの内容でしたので、次回の風の便りで特集したいと思っています。
・・・ネパリさんのコーヒー・紅茶についての冊子がございますので、ご希望のかたはお貸し出しいたします。御連絡下さい。TEL0467-38-1337
暗くて見えませんが、ネパールからネパリさんの洋服を作ってくださっている女性の方がおみえになり、現地の様子をお話してくださいました。
ネパールでは、フェアトレードの活動によって、女性の自立も進んでいます。
一日に10時間以上も停電になったり、水不足でもあるネパールの方が、日本へ来て、こんなに自由に水や電気を使えることにビックリしたのではないか?と思うとともに、先進国である私たちの優雅な暮らしをすこし恥ずかしく感じました。
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