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2011年2月24日 (木)

規格外の大根

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またまた、三浦の長嶋さんから伺ったお話です。

真ん中に、小さく虫の刺した後が見えます。

これは「センチュウ」という虫の刺した後です。

こんな小さな虫食いですが、大手スーパーなどでは、これは規格外として、買ってもらえないそうです。

いわゆるB品となってしまいます。

モチロン!オーガニックマートよこいでは、このような大根は全然OK!ですが、小さな小売店のオーガニックマートよこいで、引き取れない位の大量なセンチュウ被害の大根なのです。

この程度なら、引き取ってくれるところもあるそうで、全てが廃棄になることはないそうで、それを聞いて安心しました。

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このくらいの傷や、先が二股になると、まったく商品にならず、廃棄処分だそうです。

スーパーなどで売られている、大根や人参のほとんどが、きれいに洗われて、泥を落としています。それは、こういうセンチュウの被害などの、表面の状態を確認するためだそうです。

葉っぱも先を落として、揃えて出荷となります。

手間もかかり、ロスもでますので、地球にも農家さんにも全然優しくない状況です。

それでは、こういう被害を防ぐにはどうしたらいいのでしょう?

答えは「土壌消毒」をする・・・です。

土壌消毒をするのは、センチュウなどの作物に被害を与える虫が発生しないようにするためです。

土壌消毒した土で、きれいに育った野菜よりも、少々見た目が悪いほうが体にも、地球にも、農家さんにもいいのになぁ…と思います。

お客様にこういうお話をすると、みなさん同じ意見です。

「こんな小さな虫食い気にしない…土壌消毒のほうがイヤ…」

でも、農協規格にしばられている今の市場では本当に難しい問題です。

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