りんごの芯カビ情報
先日、「りんご芯カビ」で検索して当ブログにたどり着く方が毎日いらっしゃるので、よろしかったらご連絡ください・・・と書いたところ、ご連絡をいただきました。ありがとうございました。
またこのブログを読んでくださっていたら、この間ご質問をいただきました、芯のところが白くなっている状態のりんごについて、長野の小坂さんに聞いてみましたので、ご連絡申し上げます。
やはり、これもカビだそうで、芯のカビの始まりの頃が白く、そこから進むとだんだん茶色くなってくるそうです。それで軟部病と言って外がきれいなのに、中だけ茶色く傷んでいる状態になるのだそうです。
実がきれいなリンゴで、中を割ったらそうなっている状態というのは、本当に珍しいそうですが、時々起きることだそうです。
たいがいは芯の部分に小さな割れ目ができたりしているリンゴに起きることが多いそうですが、ここ数年はこれまでにない状況のリンゴの病気が出るので、生産者も「?」と感じることも多いようです。
花の時期に雨が多かったりしてそうなることが多いと言われています。
軟部病と言えば、大根や白菜の芯などもこれからこの病気が増えてくる時期です。
見た目がきれいなのですが、切ってみると中が茶色になっている。
リンゴも大根も白菜も、こういう病気をなくすために土壌消毒などの農薬を使うことになってしまうので、こういう病気の物を売らない方向に持っていく…というよりは、こういう野菜も時にできてしまう…という風に消費者の方もご理解いただけたらなぁ~と横井は思い、お客様にもお伝えしています。
モチロン!そういう状態の商品は、言っていただけたらご返金またはお取替えいたします!
「プロなんだから、ちゃんとした野菜や果物を作るのは当然でしょう!」とお怒りになるお気持ちもよくわかりますが、どうか自然現象の一つと考えていただけると幸いです。
人間も風邪をひいたり、病気になったり、年を取るとしわやシミができたり…
野菜たちもそういうこともあるんだな…と思っていただけると嬉しく思います。
小坂さんの話では、今年は長野のリンゴは蜜が入りすぎだろ~って思うくらい入っているのだそうですが、小坂さんの知り合いの山梨のリンゴ生産者の方の話では、全然蜜が入っていないそうです。
同じリンゴでも産地によってこんなに違うんだな~と思いました。
生産者の方も毎年試行錯誤されているようです。
温暖化が進むことで、今までとは同じ作り方では、同じものができなくなっているのは、日本中に言えることのようです。
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よこい様
りんご芯かび情報の追加ありがとうございます。
まさか追加情報をいただけるとは思ってもいませんでした。
自然の恵みなんだなあということよくわかりました。
本当にありがとうございました。
投稿: 増田博 | 2011年12月23日 (金) 16時00分