3/4(日)鎌倉市役所にて「放射能に係る学習会」が行われました。
興味があったので参加しました。
講師は第1部が岡野眞治氏(元理化学研究所研究員)
第2部「放射性物質と健康被害について」 講師:箱崎幸也氏(自衛隊中央病院消化器内科部長)
岡野氏は、鎌倉在住で、長い間放射線の計測をしている方でもあり、お話を楽しみにしていました。
放射線の計測についての話がほとんどでしたが、3.11の原発事故に絡めた話は思ったよりも少なかったので、3.11以前の放射線数値がどのくらいで、今はどのくらいか…などももう少し知りたかったです。
質問の時間がもう少しあったらな~と少し残念でした
それよりも!ひどかったのは第2部「放射性物質と健康被害についいて」でした。
原発事故から1年もたって行われた勉強会が「自然放射能」について…なんて!
癌の発生率が肥満やたばこを吸う人の確立と比べても…
最後には40歳以上の人は福島の野菜も食べてください…みたいなことをおっしゃっていました。
自然放射能については、皆もう知っているんです。
3.11以降、私も風の便りに載せました。
原発実験で1980年代にはストロンチウムが東京に降っていたことも知っています。
もう、みんな色々調べているんです。
だから、今の鎌倉市としての取り組みなどを聞くことができると思っていたので、今さらながらの内容に本当にびっくりしました。
昨日参加された方の多くが同じ意見だったと思います。
鎌倉の放射線は3.11前と3.11以降どのように変わったのか。
給食の検査はどのように取り組んでいるのか。
市内の放射線検査結果はどのようになっているのか?
何よりも一番知りたいのは鎌倉で生活していることは安全なのか?
鎌倉市としてどういう風に取り組んでいるかを知りたいんです。
自然放射能についての話が延々と続き、質問は3人までで終了。
終わったらそそくさと講師は退席されました。
問題はそのあとです。
1/3位の人が残り、意見交換会を行うことになりました。
意見交換会というのは、私たち参加者が自分たちで話し合いをする会なんですね。
3チームに分けられて、市役所の人の出したテーマは「放射能は怖いですか?」ですよ!
全部で30数人だったでしょうか?このくらいの少人数なんだから、チーム分けしないで全員で意見交換しましょうよ!…と誰もが思ったんです。
でも、市役所の方は頑として受け入れず、「チームに分かれて、とにかくやってくださいよ~始めてくださいよ~前置きが長くなっちゃったな~」(本当にこんな言い方でしたよ)
皆、怒っていましたね~(笑)
放射能が怖いから今日来たんですよ!話を聞きに!!!
そんなテーマをだされて、皆で話してくださいって!何ですか~それは~
学習会の後、意見交換会にまで残った方々は、放射能について色々知りたくてうずうずした方ばかりなんです。
一般の知識はもう色々調べて知っている人ばかりなんです。
若いお母さんたちは、子供に食べさせる食品について不安を抱えて、ここに集まっているのです。
鎌倉市として購入した給食の放射線を測る機械がまだ納入されていない話も、私たちの質問が出るまではされませんでした。
市の主旨が全く分からないまま、3チームに分かれてなんとか話は始まり、ようやく皆でワイワイ盛り上がってきたな~と思ったら、今度は別の講師がやってきて、またしても自然放射能の話を始め…
「みなさんの不安にお答えしましょう…」と始めた話はまた、自然放射能!!!!
私たちの話をどういう風に受け取ってその話を始めるの~?
皆失笑です。怒っています。
市役所の人も、講師も空気読めないな~…というか全く読もうともしない。
私たちを見て、「この人たち何を怒ってるの?」という感じです。
しびれを切らした人が「あの~私たち自然放射能の話を聞きに来たんじゃないんです」
よくぞ言ってくれました!
講師と市役所職員の対応に、どんどん険悪になる雰囲気。
途中、参加者同士でケンカみたいになってしまったり、とにかく殺伐とした会でした。
いや~本当に心が重くなってしまいました。
参加しなきゃよかった!(貴重な休日を無駄にしてしまった)
市の人は不機嫌そうな顔でしたが、不機嫌なのはこっちだよ!
市と市民のこの平行線は、国レベルになるともっと幅が広がるんだろうな~と感じました。
もうね、市や国に期待してはダメですね。
市民のほうが何歩も先を歩いてますね。
がっかりとビックリと疲れた~と感じた学習会でした。
最近のコメント