落花防止剤

無茶茶園さんの河内晩柑なのですが…

殺菌1回・有機許容農薬3回に加え、今年は落花防止剤を２回使用しているそうです。

落花防止剤って・・・？

大変お恥ずかしい話ですが、私横井裕美は今日まで落花防止剤のことを知りませんでした。

その名の通り、実が落ちないよう落下防止するための農薬です。

植物ホルモンの一種です。

ガ～ン！！！

かなりショックを受けてしまい、動揺して今日は一日仕事になりませんでした。

無茶茶園さんでもそういうもの使って栽培するんだ～･･･というショックですね。

無茶茶園さんのひとに話したら、工程表を送ってくださり、河内晩柑だけは、実がぼとぼと落ちるので、やむを得ず使用していることを説明してくださいました。

無茶茶園さんで河内晩柑に使用している落花防止剤はマディックＥＷというもの。

合成界面活性剤の一種だそうです。

マディックＥＷというのは（ＭＣＰＢ）２－メチル－４－クロロフェノキシ酪酸エチルという植物ホルモンです。

１１月の段階で２回使用するそうです。

一般的にはなんと！１８回くらい使用するのだそうです！

（落花防止剤のことを調べてみると、な・な・なんと！割合普通に使われている農薬でした。リンゴ・ぶどう・柑橘類･･･）

だから２回はかなり少ないと言えば少ないのだそうです･･･

そういうことをご説明して、ご理解いただける方に購入していただこうと思います。

残念ですが、今年は河内晩柑ジュースは取り寄せしません。

無茶茶園さんのジュースは皮ごとしぼるので…

なんだか無茶茶園さんのことを悪く言ってしまったようで申しわけないのですが･･･

もう一つ農薬の話ですが･･･

長野の小坂さんのリンゴが終了してしまいました。

リンゴはどうしても必要だ…というお客様も多いので、青森の津軽産直組合さんのリンゴを入荷していますが、店に出していません。

どうしてか…？

殺菌・殺虫各８回+有機許容農薬を１回使用しているのです。化学肥料は使用していません。

これを説明して「それでもいいよ！リンゴが欲しいから」というお客様に販売しています。

これでも一般のリンゴに比べたら少ないのです！

･･･ということは、一般のリンゴはどのくらい使っているの？と不安になりませんか？

３０回くらい使っているそうです。

化学肥料も使っているし、先ほどの落花防止剤も使っているのです。

ん～…

放射能もみえないから怖いんですが、農薬もみえないから怖いですね･･･

無農薬の木村さんのリンゴが奇跡のリンゴと呼ばれるのは、本当に奇跡に近いからですね。