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2014年8月30日 (土)

リンゴの農薬

007

長野の小坂さんのリンゴ(さんさ)
今年一番に出荷が始まったリンゴです。
だいぶ赤くなってきました。

やっぱり赤くなると美味しそうに見えるので、お店での販売量も増えてきます。

ここ数年リンゴが赤くなりにくくなっているのです。
朝夕の寒暖差もリンゴを赤くするのに大切な環境なのですが、リンゴの産地も昼間35度の高温になり、夜も気温が下がらなくなりました。

リンゴに太陽が当たりやすくするために葉っぱを取ったり、枝などにこすれて実に傷がつかないよう袋をかぶせて育てて、ある程度大きくなったら袋をとって日に当てて色をつける・・・
などなど、見た目を良くする為の栽培方法があります。

でも!リンゴの実を赤くするために葉っぱをたくさん採ってしまったら・・・葉の大切な役割である光合成による栄養素が減ります。
袋をかぶせておいたリンゴも、太陽が当たることで美味しくなるので、見た目は良くても味はどうでしょう?

木から身が落ちないよう、植物ホルモンを使うのですが、このホルモンは種無しぶどうを作るときにもつかわれる農薬です。
収穫の約3週間くらい前に1~2回撒かれます。
このホルモンを使うことで、成熟が抑制されリンゴの色づきが良くなるとも言われています。

農薬がつきやすくなる(展着剤)という農薬もあります。
表面張力をなくすための農薬です・・・
何でもあるんですね・・・

リンゴの栽培期間は約5ヶ月
その間に使われる農薬はおよそ25種類
回数は35回くらい・・・

小坂さんのリンゴは、木の整備のときに殺虫と殺菌各2回使用します。
実にかかる栽培をしていません。
木の葉っぱもそのままです。
実に袋をかぶせません。
だから、枝で傷がついたり、色づきも悪い・・・
切ったら茶色いときもある(軟部病といいます)
見た目は悪いけどその分味がとっても美味しいです!

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