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2016年7月23日 (土)

バナナの話Ⅱ

P1020916

今年は写真のように、先が茶色くなることが多いです。

写真のバナナは前日に入荷したものです。

真ん中のバナナと同じように黄色くてきれいだったのですが、たった一日でこのように先が茶色くなります。

たった一日でこうなるのですから、ご購入下さったお客様はビックリされると思います。

中をむくとこのように溶けています。

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食べても問題ありませんので、ジュースやケーキに使ってください。

どうしてこのような状態になるのか?

~~~ 以下は バナナの輸入元ヒロインターナショナルのお話です。~~~

★そのまま引用させていただきました。

バナナは結実後、果実の先端(花がついていたところ)が硬く閉じた状態になりますが、このとき成分中のポリフェノール類が酸化酵素の作用を受けて、果肉の芯の部分まで硬くなり黒く変色することがあります。

ポリフェノール類は、食品中の成分の一つなので食べても問題はありません。

また流通中に梱包や輸送などの作業によって外からの圧力が加わったり振動を受けたりすると、果実の細胞壁が壊れてポリフェノール類が作用し、芯の回りや果肉の一部が黒くなることがあります。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

バナナは世界で一番食べられているフルーツです。

乱獲に次ぐ乱獲で、バナナの産地も土地がやせてしまい、病気などが起きやすくなり、結果ほかの土地で作ることになる…

そこに世界中で起こっている異常気象(長雨・干ばつ等)が加わり…農作物に与える影響は甚大で、未知です。

この十何年で起きている現象です。

写真のような状態も、これまでにないほど増えているそうです。

私も自然食の仕事をして20年。ヒロインターナショナルさんのバナナとお付き合いして長いですが、このようなことは初めてです。

日本の夏が異常に暑く湿度が多くなったこと理由でしょうか?

本来、亜熱帯で作られるバナナなので、今の日本の気候はバナナに合っているのではないかな~と思われるかもしれませんが、はっきりとした理由は分からないため、これからも増えると思われます。

ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、どうぞご理解いただけると幸いです。

当店ではエクアドル・コロンビアなどのバナナで、有機JAS認証のもの(ポストハーベスト・燻蒸処理のないもの)をヒロインターナショナルさんから仕入れています。

時々受ける質問で、燻蒸処理をしないと検疫検査に通らないのではないか?とよく聞かれます。

有機JAS認証を受けたバナナは、出荷時にしっかりと水洗いされ、虫をきれいに落とします。

その後真空パックにして冷蔵コンテナで輸送されます。

ポストハーベストのバナナと輸入時に一緒にならないように管理され、さらに検疫の段階で厳しい検査を受けます。

少しでもカイガラムシなどが発見された場合は燻蒸処理されるため、その段階で有機JAS認証ははく奪され、一般のバナナと同様に扱われてしまいます。

厳しい管理のもと輸入されていることをご理解ください。

ヒロインターナショナルの取り組みをご覧ください。http://www.naturalhero.co.jp/about01b.html

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