長崎 長有研さんのデラウェアのジベ処理について
長崎 長有研さんのデラウェアの植物ホルモンについて
当店で販売している長崎 長有研さんのデラウェアは種無しブドウです。
植物ホルモン(ジベ処理)をしています。
使用している植物ホルモンは稲由来のものです。
当店はジベ処理は反対ですがデラウェアをご希望のお客様には市販のデラウェアでなく長有研さんのデラウェアを召し上がっていただきたいと販売しています。
その理由として
農薬回数が一般の5分の1ほどであること。
一般的には宮崎県の慣行農法で農薬を20回使用します。
長有研さんは殺菌・殺虫各2回(合計4回)です。プラス植物ホルモンを2回使用しています。
ここで使われているジベ処理(種なしブドウにする処理)に使われる植物ホルモンが稲由来であること。
☆稲には稲バカ病という自らが生み出す病気があります。稲が自己防衛のために自ら生み出す病気です。
これは何かといいますと…植物同士は根っこを通じて危険を伝え合う作用があります。天候などの関係で稲にとって甚大な病気が発生した場合、病気を蔓延させることを防ぐために自ら病気を生み出す作用があります。これが稲バカ病といいます。
この菌を使って農薬を作ったものが植物ホルモンとして種をなくすジベ処理に使われます。
無茶茶園さんなども大きな実の(シュージーフルーツ・河内晩柑)の落下防止にここ数年は植物ホルモンをやむなく使用しておりますが、農薬化学肥料に頼らない果物づくりの困難さを物語っています。
当店としても種無しの処理はしてほしくありませんが、こういう農家さんの商品も知っていただけたらと思います。
先日、当店のスタッフの一人が勉強不足によりお客様にこの処理の説明をせず、しかも(長有研)さんの正しい名称(長崎有機研究会)の有機の部分を勘違いし、あってはならないことですが、有機のデラウェアとしてご紹介して販売してしまいました。
その後、知識のあるお客様からの申し出で種無しであることからスタッフのミスが発覚し、大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
私たちもスタッフへの指導が足りず反省しております。
そういうことを説明できるスタッフとできないスタッフ。この差は大きく、お客様にとってご迷惑をかけてしまったことが心苦しくてなりません。
スタッフも反省し勉強しております。
この失敗を無駄にせず今後に生かしていきたいと思います。
無農薬で無化学肥料であることが理想でありますが、それが困難な場合がございます。
それでも農家さんたちはできる限りの努力をして安全な生産物を作ろうとしてくださっています。
私たちがその思いを伝えられなければ、農家さんの努力無になってしまいます。農薬を使用した…そんな風に取られてしまって終わってしまっては私たちの存在する意味がありません。
伝えるというむつかしさ、これは長年の課題です。
今後も努力を続けてまいります。
大変申し訳ございませんでした。
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