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2021年11月17日 (水)

キズはミカンの敵の多さでもある。

年々温州ミカンの時期が短くなっています。

農薬化学肥料に頼らないミカンの生産量も減っております。

農薬化学肥料不使用のミカンを手に入れるのが大変になってきました。

 

有機許容農薬を1~3回使用、殺菌殺虫を数回使用のものが増えています。

 

 

今週の畑丸ごとセットに入るのは愛媛のミカン。

有機許容農薬を1~3回使用しています。

化学肥料不使用です。

 

見た目は写真のようにキズというか、点々というか…こういう感じのものが多いです。

でも!皮をむくと実はきれいで、味もとってもおいしいです。

 

当店でお世話になっている生産者さんのミカンは、どれも甘~い!という感じではないのですが、程よい酸味としみじみした甘さ、優しい味のミカンが多いです。

 

 

 

当店のミカンを買う方から「子供が安心して食べられる味」「しみじみと美味しい」「食べるとホッとする」というようなお言葉をいただくことがあるのですが、この中で「しみじみと美味しい」というのが、とてもしっくりくるなと私もよくつかわせていただいております。

 

 

写真のようにミカンの皮には病気や虫による被害があります。

 

調べると、病害虫による被害が多くてびっくりします。

 

ミカンが木になっている時の病気による被害

◇黒点病

◇そうか病

◇灰色かび病

◇かいよう病

◇幹腐病

◇褐色腐敗病

◇モザイク病

 

ここからは収穫後の病気です。

収穫後の病気を防御するために、収穫直前に農薬をまきます。

ベンゾイミダゾール系剤またはイミノクタジン酢酸塩液剤の収穫前散布を行います。

 

◇緑カビ病・青カビ病 

◇黒腐病

◇黒斑病

◇軸腐病

◇ひげかび病

 

ここからはミカンの木の病気

◇紫紋羽病

◇接木部異常病

◇温州萎縮病

 

 

 

ここからはミカンの敵  被害をもたらす虫たち

皮に点々とした盛り上がった傷をもたらす。

 

◇ゴマダラカミキリ 有機リン剤やネオニコチド系剤等の薬剤散布を行う

◇チャノキイロアザミウマ

◇ヤノネカイガラムシ

◇ナシマルカイガラムシ

◇イセリヤカイガラムシ 

◇ミカンサビダニ 

◇ミカンナガタマムシ

◇ミカンハモグリガ(エカキムシ)

◇アブラムシ類

◇マイマイ類 

 

 

すごい敵の数です!

 

これらの敵に負けないよう、一般的なミカンは予防のために農薬を使います。

 

愛媛の令和3年のミカンの農薬回数は18回

回数は多くないように思えますか?

それはネオニコチノイド系を使うことで使用回数が少なくなるからなのですね。

 

 

 

中には天敵の虫を使った生物防御や、ヨーロッパなのでは生態系を壊さないと歴史がある銅を使った防御法もありますが、有機リン酸系、ネオニコチノイド系が使われることも増え、そしてその農薬に対して耐性ができる虫もいて、どんどん農薬を強くするものもあるようです!

 

 

 

 

皮に病気があるミカンを食べても大丈夫?と思われる方へ…

あまりにひどい病気の場合、ミカン自体がその病気をやっつけるための自らを守るための毒性を出すこともあるそうですが、そこまででない場合は(上の写真くらい)食べても全く問題がありません。

 

むしろ、これだけの敵と戦ってきた証として褒めてあげてください🍊

生産者の皆さんどうもありがとうございます!

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